「スキップとローファー」の面白さ
昨日たまたま読んだ漫画。
少年漫画ではない。ジャンルとしては少女漫画になるのだろうか。
面白くて11巻までついついKindleで買ってしまった。
何が面白いのか振り返る。
なにか大きな事件が起きているわけではないのだが
惹きつけられる作品なのである。
まずは主人公が美人でかわいい子ではないということ
これは最近の作品ではデフォルト化されてるのか?
読者に感情移入しやすいように
周囲の人が主人公に良くしてくれるのを
「可愛いおかげ」ではなくしてくれる効果が期待できるのだろう。
田舎っぺの主人公 純粋な主人公も自分と
重ねやすいのかもしれない。
主人公の周囲の人 少年漫画でいうヒロイン
少女漫画でいう王子様もかっこよくて嫌味な部分がないところが
好感が持ちやすい。
誰に対しても優しく スポーツも演劇もそつなくこなし
でも田舎っぺの主人公の話を真剣に聞いてくれる
外見でなく中身で判断してくれる
そんな誰しもが持っている理想を体現しているかのような男の子
でも誰にでも言えない悩みを抱えていて
心配になるような過去もあって
自分だけはわかってあげられるという気持ちを持つことが許される
女性に限らず、そんな存在を求めてるんだなぁと実感する。
主人公の友達の美人の女の子も魅力的に描かれている。
美人で 家庭も 裕福で 帰国子女で スクールカーストの上位に
常に位置づけられるような女の子
でも地味な眼鏡っ娘が一番の親友
気に入らないことはすぐに口にするし、くだらないことで笑いあえる。
完璧な存在かというと、クラス替えで友達づくりに悩んだり
下心抜きで自分を見てくれる存在を欲している。
ルッキズムな社会において、格差があるようで
ないように描かれており、美人やイケメンでなくても
性格さえ良ければ素敵な美人やイケメンと仲良くなれるように
感じれる作品のようにも感じる。
自分がこの作品に登場するとしたら
ルックスで人に対する対応を変えたり
主人公を見下して上から目線で接する
嫌なヤツなんだろうなぁとか
自分は選ばれし特別な人だと感じたいけれども
主人公やその友達が感情豊かに生活しているそばで
何も考えず廊下を通ってるモブなんだろうなぁとか
考えてしまう。
まっすぐは素敵なことだが
嘲笑や失笑に耐えられるか
それを超えて貫く志が15、16才にあるかというと難しい。
だから魅力的なんだろうけど
別け隔てなく接することができる
偏見なく人と付き合うことができるのは
今からでもできることかな。
良き学びをありがとう。